週刊 えれちばブログ!(第34回)
こんにちは。今週のブログは第1回ぶりにシールが送りいたします。執筆に多大な時間を要してしまいご迷惑をおかけしましてすいません。
ようやくの僕の番が回ってきましたね。第1回のブログが2017年の10月30日に公開されたので、じつに9ケ月ぶりということです。こんなの読んでいるのはえれちば民だけでしょうし、だからお久しぶりですという言葉はあまり適当ではないですね。いやお前昨日サ館で会ったよねとか思われそう。
さて、この16年度入学組、通称「イチロク」がお送りしてきたブログも、代替わりを迎えるにあたって、連載の終わりが近づいてまいりました。あと何回残ってるのかちょっと把握してないですけど、とりあえず夏コンが終わったら、執筆のバトンは、「イチナナ」に渡っていることでしょう。さあ、ここまで読んだあなたは、夏コンというのはいつあるんだ、と思っているんじゃないでしょうか。
夏コンは、9月1日(土)に千葉県文化会館で行われます!!皆さんのご来場をお待ちしております!!
宣伝ノルマはこれでクリアですね。かくいう僕は剣道部の合宿の最終日と重なってしまい、無念の不参加です。えれちば3年間のコンサートに出席点が導入されていたら、僕は確実に落単していることでしょう。出席率5割切ってるからね。飲み会やイベントという名の補講によってかろうじて単位が来るような状況といえるでしょう。そんな出席率でもイベントなどに呼んでくださるサークル員の皆さんにはとても感謝しています。引退しても、補講だけは受け続けようかと思います。
さて、引退の前に、このブログを書く機会が回ってきたので、こういう感謝の言葉を述べつつ、夏コン出られないけどこれからもよろしくね!的な感じで終わらせるのも一手ですが、今回のメインテーマとして書きたいことがあるのです。
それは、これからブログを書くイチナナに向けて「ブログの書き方」を一筆したためたい、ということなのです。いや、もっと端的に言えば、「俺が読みたいのはこんなブログだ!!!」ということを伝えたいのです。
9ケ月間、ここに掲載された記事は全て読んできましたが、そこには面白い記事も、つまらない記事も、うまいこと書いてる記事も、ややスベっている記事もありました。では、面白い記事とはなんなのでしょうか?それは、この一言に尽きます。「自分のことを記事に書け!」
僕が今後ブログを書くイチナナに伝えたいのは、自分のことを書いてくださいということです。テーマは何でもいいんです。とにかく、そのとき自分が何を思ったか、どんな理由で何をしたか、そういうことを綴れば、そのブログは絶対面白くなるのです。なぜなら、それは書いている本人にしか書けないから。つまり、ややスベっている記事でさえ、その人にしか書けないから、逆説的に面白いということになるわけです。
逆に言えば、誰にでも書けるような内容の文章には何の面白みもない、ということです。内容は、コンサートの宣伝でも練習会の報告でもいいんです。その写真の選択、その被写体、その文章の中身に書き手の視点が入っていれば、それは面白い記事になるのです。
ここまで、面白い記事は自分のことを書いたオリジナリティ溢れるものなのだ、ということをややエラそうに書いてきましたが、そう首尾よく書けるものではないでしょう。それで書けるんならとっくにやってるわ、こっちは書くことがそもそもないんだわ、と思っている人も多いでしょう。しかし、そんな皆さんに僕は問いたい。半年に一回のブログに、書くことがないなんてあるんですか?それは自重してるだけじゃないんですか?
皆さん、自重してはいけないのです。あなたになにか趣味があるならば、その趣味のイベントがきっと記事のネタになるでしょう。え、興奮しすぎてもう伝えられない?いや、どうせTwitterには書いてますよね?その語彙力でいいんです。意外と、語彙力っていうものはブログにおいて重要ではありません。本当にそうなのか気になるなら、過去のイチロクのブログでも読んでみたらいいでしょう(暴言)。
しかし、人に言えない趣味しかねーよって方もいるかもしれません。えれちばのような闇の深いサークルでは特に。そんな方に朗報なのは、自己紹介をするという作戦です。自己紹介というのは、本人にしか書けませんから。今までの生い立ちとか、趣味とか、そういう書き手の価値観が分かるような文章を読者は求めているのです。
書き手の価値観。それが表現できるテーマとしては自己紹介か趣味の紹介が一番手っ取り早いわけですが、他にどんなものがあるか参考までに列挙してみたいと思います。
まず、自分の受験体験記。これは、出身校や出身県、千葉大に来た理由などいろいろ自己紹介の要素を含むという点と、塾あるあるとか自称進学校あるあるみたいなネタを織り交ぜやすいという面で適しています。千葉大生の雑談で、受験がテーマになったことあるでしょうし、わりと話のプロットも立てやすいでしょう。
次に、私物紹介。このブログ、画像も自由に載せられるので、イチロクの皆も大いに活用していました。特に、コンサートや練習の紹介に使われていました。この機能を、私物紹介に役立たたせるというのはどうでしょう?この場合の私物というのは、なにも自室にある自慢の推しのポスターとか、バイト代を貯めて買った高額商品を指すわけではなく、スマートフォンの中にいる自慢の推しのパーティーとか、バイト代を貯めて買った高額のガチャ券を引いて出した推しとか、ヴァーチャルなものでもいいのです。アプリ内コンテンツだって、私物ですから。
あとは、サ館日記。サ館での会話というのは、ブログネタの宝庫であるはずです。だから、登場人物の許可をとって、彼らの面白かった会話を切り取って紹介してはどうでしょう。この手法のメリットは、無限にネタができる、自分の労力が不要、サークルの雰囲気を表現できる、というところでしょうか。デメリットは、そもそも読み手に聞かせられるような会話をしていない場合があるという点ですね。登場人物の許可が得られない。
このサ館日記のメリットをやや改良したテーマが、他己紹介です。えれちばの他の誰かについて語るという方法。これは自分の労力は少し増えますが、人のことを自由に文章で紹介するのはとても面白いので気が付いたら終わっているかもしれないですね。試しに、僕の友人で、僕と同じようにブログ執筆を思いっきりブッチした王子という男について書いてみたいと思います。
王子というニックネームで呼ばれている彼は、別に王子という語にちなんだ名前をしているわけでもないし、実家が金持ちとかでもない。ただ、1年生の時の新歓期に先輩からテキトーに王子と名付けられただけである。
とはいうものの、彼は当時からなんとなく浮世離れしたような印象を人に与えていた。それを機敏に感じ取った先輩が、こいつは一般人のような扱いをしてはいかんと思って、本名とかけ離れたニックネームを与えたに違いない。その証拠に、この学年の男子のなかで本名と関係ない呼ばれ方を持つ奴は、一般人と呼ぶにふさわしくない言動をしているだろう。あ、ちなみに俺は自分で名乗ったのでセーフ。
浮世離れしていたのは、彼が帰国子女だったからというのが大きいだろう。中学までベトナムに住んでいたらしい。この辺りの細かい年月とかは分からないが、とにかく、浮世離れしているというよりは、日本人離れというのがふさわしい。まあ、普通に浮世離れしてたという部分も否めない。
そんな王子も、1年が経つうちに自らのキャラを確立し、えれちばにおいて「エレクトーン初心者からめっちゃ頑張ったキャラ」的なポジションにつくことができた。すぐにソロとか弾きはじめるし、編曲やり始めるし、しかもZOOという巨大バンドサークルも掛け持ちするし、大学生活を音楽活動に極振りした結果の賜物である。
2年生になると、彼はついに動画編集にも手を出し、なんかもうすげー奴として後輩のみならず同級生からも尊敬されるようになった。さらに、彼は学業面でも非常に優秀で、鬼必修の山積していた2年前期をフル単で駆け抜けた。
なぜそんなことを知っているかというと、俺も王子と同じ学科であるからだ。彼に教えてもらった単位取得に必要な情報は数知れず、過去問も頂き、なんとか落単3つで凌げたのはひとえに彼のおかげである。ほんとありがとうございました。一緒に卒業できるように3年後期も頑張りたい。
さて、2年になった王子は更に業務量が増加し、ブラックな環境を自ら作っていったが、ぎりぎり乗り越えて、他大のエレクトーンサークルからも一目置かれるようになった。コンサートごとに安定して結果を出して、多くのメンバーとアンサンブルを組んでいくうちに、彼はいじられキャラ的なポジションも獲得した。奇人変人ひしめくえれちばにおいて、ツッコミ役である彼は重要であったのだ。誤解を恐れずに表現するならば、彼は多くのメンバーと関係を持ち、そのメンバー達は皆、彼から突っ込まれていた。
かくして、3年になり、ついにサークル員たちは、王子という、当初は適確だったその名に疑問を持ち始めた。これは俺の想像であるが、彼の技術力の向上により、王子という名前がやや崇高になりすぎたのだと思われる。編曲や動画を統括する王のようなポジションに立った彼のことを、本当にそんな名前で呼んだらパワーバランスが崩れてしまうかもしれない。そう思ったサークル員がとった策は、王子という名前を改変することであった。いや、改変ではなく、剥奪かもしれなかった。その後、彼の呼び名は玉子になり、その他にも多く変遷を辿ったようである。このことにより、彼のツッコミはさらに磨かれた。そして、結果として、彼は一般人と同じように自分にちなんだ名前を手に入れていた。すなわち、タマゴ。
彼の飛躍を見てきたメンバーは、無意識のうちになんと彼の本名と2文字も被せたニックネームをつけていたのであった。
はい、ということでなかなか綺麗にまとまりましたね。こんな風に他己紹介をするとあっという間に大量の文章が書けます。皆さんもぜひ他己紹介というテーマで書いてみましょう。なおこの紹介は本人の許可を得ていませんが、皆さんはマネせずに許可をとってください。あと王子は、何か加筆修正がある場合はご連絡ください。
ここまで、いろいろブログのテーマ案を列挙してきました。ちょっと気合の入れすぎた例文も書いてしまいましたが、要はプライベートなことを書いたり、文章や写真にキャラを出したりして自分の価値観を表現すれば勝手に面白くなるということです。書くことないなーってときは、この記事のテーマ案と過去の記事を参考にしてみてください。
さて、後輩に多大なプレッシャーを与えた気がするし、前回の1.5倍とかいう4575字のクソ長文原稿となってしまうし、しかも投稿めっちゃ遅れるし、1人は勝手に紹介されるしで、多方面に迷惑をかけているかもしれませんが、ここで終わりにさせていただきます。最後まで読んでくれてありがとうございました。途中飛ばしてここまで来た方もありがとうございました。
きっとこの後続くイチロクのブログは面白いんだろうなあ!(後続の人の執筆時間を奪った罪ガン無視)